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曲を作りたいと思ってDTM機材に何十万もかけたけれど、1曲も完成させられない人というのは、多分全体の9割くらいいるんじゃないかなと思う。

このブログは、そういった人たちが、どうやったら曲を完成させられるかをテーマに書いてきた。今後もその解決法を、思いつくたびに書いていこうと思う。

おさらいすると、曲が完成できない理由は以下に大別される。

曲作りの基礎を知らない。

完璧主義すぎる。 (この記事も

締切がないから。

作曲と演奏の違いを後で知ったから。

これら過去に書いた記事を是非目を通してほしい。これら数年前に書いた記事だが、最近さらに確信してきたので、補強していく。


①曲作りの基礎をどこで学べばいいのか?例えばバンド組んで、音楽の基本構成要素を知るのもいいだろうね。たとばリズムはベースとドラム。コード感はキーボード、ギター。といった感じに実際に目でみたり、やってみれば、おのずとわかるものだから。

またはエレクトーンなんかも、全体を知るのにいい。でもこれらは作曲の方法ではないよね。作曲の方法を学ぶのって実は、幾通りも答えがあるから、なかなかこれだという方法が確立されていない。街の作曲教室ってのいうのがあるからそこで学ぶのも一つの手だ。音大まで行って習おう。とかいうのは、俺からしたら金も時間もかかりすぎると思うんだが、どうだろう。

俺の方法はビート、ベース、リフ、の順に作る方法。これはそのうち動画で出す。俺はその方法でしか作れない。コード進行から作る人やメロディにコードを当てて作る人、いろいろいると思うんだけど、どれも正解。いろんな人の正解パターンを知りたいよな。


②完璧主義すぎる。プロのように作りたい。っていうのは誰も思うことだ。同じ機材をつかってるのに、なんで俺の曲はダサいんだ・・って思うのなら、そこにはいくつか解決法がある。俺が言い続けてるのは、ダサい曲でも完成させて、人に聞かせるべきだ。その時にその相手が、わかってるやつなら、多分これこれこういう理由で、君はこの曲をこういうの目指しているんだろうけど、それには、これが足りない。とか、こうやったら解決されると思うよ。とかポジティブなダメだしをしてくれるパターン。これを繰り返すのが一番いい。未熟なのに、完璧主義に陥ると、ダメな自分を表に出せなくなる。それだと実は遠回りなんだよね。音楽というのは自分が全て考え出すものではなく、人類の英知をその都度拝借するようなものなんだ。そこを認めれば急に道が開ける。


③アマチュアには締切がない。これは、明日やればいいやマインドを引き起こす。その結果やらないんだよね。しばらくしたら、また別のプロジェクトに着手する。その連続でHDDには、生まれなかった子どもたちの亡骸が積まれていくわけだ。締切を持つためにはコンテストの応募するのがいい。コンテストの締切から逆算してスケジュールを切って、今自分は何をしていなければいけないか?というのを意識しながら作業を進める。時には見切り発車も重要なのだ。


④優れた演奏家は決して優れた作曲家ではない。優れた演奏家は優れた曲を演奏しすぎて、自分が作る曲がダサいと思って作曲をやらなかったり、優れた曲を真似しすぎて個性がない。ということがよくある。日本人の作曲家の9割がそれだ。作曲家に必用なのはダサい自分を育てて行くことなのだ。それはたとえ好きなアーティストと、作風が違っていても問題ない。作曲家に最も必用なのは個性なのだ。日本は国家ぐるみで個性を軽く見ているので、まるで個性という言葉を口に出すと、憲兵にひっ捕らえられるのではないか?というような風潮がある。原因は古来より村単位で生活していた知恵や風習がDNAレベルで染み付いているからだ。それはそれで生活面ではプラスの事もあるが、作曲においてそれはデメリットそのものなのだ。個性で一番大事なのは、自分で自分のどこが個性なのか早い段階で気がつくことなのだ。そのためには、個性を見抜いてくれる仲間が必用だ。


さてさて、これが数年経って俺が、更に確信した「なぜ曲がつくれないのか?」の原因集だ。コンプリート版だ。そしてそれらを一気に解決する手段があるとしたら??


そう。俺がやってるコミュニティに入ることだ。俺たちは日夜、曲作りのヒントをお互いに共有しあっているし、徐々にメンバーもそれが快感に変わってきている。曲をなかなか作れなかった原因が、上記のどれかに当てはまっていた場合、たとえばリミックスコンテストで締め切りに追われてみたり、ポジティブなダメ出しを受けてみたり、自分の作曲ノウハウを動画で公開したりと、いろんな風にお互いを高めあっている。そしてそれをオーガナイズしているのが俺なので、よくネットにあるような、ただお互いを慰め合うような、気持ち悪い馴れ合い感は極力ださないようにしている。かなり大人な(年齢は多岐にわたるが)コミュニケーションの場所になっているぞ。

もちろん、そんな俺とのソリが合わないやつは、ここじゃない。と思って去っていくやつもいる。それは自分で判断してくれ。俺らの目的は唯一つ。曲を完成させることなのだ。そしてDTMに費やしたお金や時間が報われて、今後も楽しいDTMライフを謳歌していこう。というのが目的だ。お前も来ないか?


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